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ジェネリック医薬品

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2006.06.30

<ジェネリック医薬品って?>

「新薬」として最初に販売された薬は、特許に守られ、開発した製薬会社が独占的にその薬を製造販売することができます。これが「先発医薬品」です。
ところが、新薬が開発されてから数年たち、特許が切れると、他の製薬会社も同じ成分、同じ効果の薬を製造できるようになります。先発医薬品と違い、開発や臨床試験のコストがかかっていないので価格が安い。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これが「ジェネリック医薬品」



タレントが登場するCMの効果で関心が高まりつつありますが・・・
ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ、つまり薬効が同じである。
しかし、製剤の方法には違いがあり、コーティング剤などの添加物も違ってくる。
主成分を生かすも生かせないもこの添加物しだいです。
おにぎりに例えると、中身は同じでも硬く握ったおにぎりと軟らかく握ったおにぎりのようなもの。また塩の量やのりの種類も違うと考えてよいでしょう。
実際服用の際、大半は問題ありませんが、病状や病気の種類によって効果の表れ方に微妙な違いが生じることもありえます。
特に気管支喘息、狭心症、てんかんなどの場合は、治療効果に差が出ることがあり、十分な注意が必要です。
また、安い安いと言われるジェネリック医薬品ですが、先発医薬品と薬価の差があまりないものであれば、病院や薬局での処方料に加算が増し、逆に薬代が高く
なるケースもあるのです。

ジェネリック医薬品を選択するかどうか・・・単に安ければいいというのではなく、内容をしっかり理解した上で選択することが、薬を服用する際の一番の得策です。
わからないことや、不安、疑問があれば、迷わず医師・薬剤師に相談することをお勧めします!