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肺機能検査Q&A

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2006.06.30

肺機能検査って?

肺は 空気中から酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する呼吸(換気)を行っています。肺がその役割を果たし、うまく働いているかどうかを調べるのが肺機能検査です。
息を吸ったり吐いたりすることで、肺の容積、気道の閉塞や換気障害などを調べることができます。



どうしてこの検査をするの?(なぜこの検査が必要?)

 呼吸器系(肺、気管支等)に慢性的な病気のある方は、その経過を追うためであったり、治療効果や今後の状態の予測のためにチェックしたりと、診断のひとつの手段として行います。また、喘息の診断にも行われます。



どういう検査なの?

主に、肺活量と努力性肺活量の検査をしています。
肺活量は、検診等でされた事がある方も多いと思いますが、どれがけたくさん息を吸ったり吐いたりすることができるのか、肺の広がりや大きさを調べる検査です。
努力性肺活量は、一秒間にどれだけ勢いよく空気を吐き出せるか、気管支の空気の通りを調べる検査です。
また、気管支拡張剤を吸入し、吸入前後の呼吸機能検査の比較も行っています。この吸入を行うことにより、喘息かどうかをチェックしています。
 
 
 これらの検査の他に、機能的残気量、肺拡散能などといった検査があります。
 肺機能検査は、患者様の協力(努力)を必要とする検査で、協力状態が、検査データに大きな影響を及ぼします。患者様の一番努力された状態を引き出すために、私達も一緒に頑張りますので、リラックスして検査を受けにいらして下さい。



他にどんな検査をしているの?

呼吸器の検査は肺機能検査以外に、胸部X線写真、CT、喀痰細胞診などがあります。



呼吸器の検査だけですか?

その他、超音波検査も行っています。腹部エコーでは、肝臓・胆のう・腎臓・すい臓・脾臓などを検査し、心エコーでは、心臓の大きさや働きをチェックしています。また、頚動脈エコーでは、動脈硬化の状況把握など、高血圧や、糖尿病、高脂血症、肥満などのチェックに役立っています。